豊田市・刈谷市で書道教室・習字なら「論古社」

電話番号0565-45-6404
メニュー

講師のご紹介

ご挨拶

書とは、日本では「書道」といわれますが、本場中国では「書法」といわれ、詩・書・画・篆刻の基本ともいうべきものです。
つまり、書から出発して、詩・画・篆刻(刻字)へと展開していくことが望ましい東洋芸術なのです。

私たちは、1983年、論古社として書道・刻字研究の活動を始めました。
自書自刻(自分で書いた書を自分で刻す)の芸術活動である刻字という新しい書道分野をこの地から発進すべく、日々研鑽に励んできました。
今日では、中央の展覧会で入賞入選する会員も年毎に増加しています。
その成果は毎年春、豊田市にて発表し、地域の文化向上に努めています。
代表者の安藤豐邨が日本刻字協会理事長に就任していることもあり、海外との交流も盛んになっており、活動の場は益々広がっています。

安藤 豐邨(ほうそん)

書・刻字作家
全日本書道連盟評議員
毎日書道会評議員
日本刻字協会理事長
豊田書道連盟相談役
書緑會会長
論古社理事長
元 愛知教育大学講師

≪主な経歴≫
[1951年] 愛知県豊田市に生まれる
[1969年] 都留文科大学国文科に入学 渡辺寒鷗に師事
[1982年] 毎日現代書道展会員賞受賞 審査員に推さる
[1984年] 服部承風より漢詩の手ほどきを受く
[1990年] 日中友好自詠詩書交流展出品(北京・東京) 以後毎年出品、東京日中友好会館美術館にて個展
[1993年] 中国南京博物院において個展、刻字大作『天空』が収蔵となる
[2000年] 『宋山画像石題記二種』出版
[2002年] 文化庁所管国井誠海賞受賞、中国北京歴史博物館にて個展、名古屋松坂屋本店にて帰国展
[2003年] 毎日ベトナムハノイ展出品
[2004年] 豊田芸術選奨受賞
[2005年] 東京銀座画廊にて個展
[2006年] 中国山東省博物館にて個展、豊田市民文化会館にて豊田芸術選奨受賞記念展
[2007年] 第59回毎日書道展文部科学大臣賞受賞、鈴木桐山より漢詩の指導を仰ぐ
[2008年] 毎日ブラジルサンパウロ展出品
[2010年] 中国西安市陝西省歴史博物館にて個展、東京銀座画廊美術館にて帰国展、豊田市美術館にて帰郷展、第21回日中友好白詠詩書交流展团長、於 西安交通大学芸術館
[2012年] 毎日書道会「現代日本の書・代表作家パリ展SHO1」出品、フランス国立ギメ東洋美術館にて刻字実演、出品作品「瓶中挿梅」が収蔵となる
[2013年] 同パリ展 SHO2 出品と刻字実演、「後漢買地券二種」出版、于右任展(西安交通大学芸術館)出品
[2014年] 春日井道風記念館へ刻字作品寄贈
[2015年] 毎日書道会パリ展 SHO3出品 訪仏・独
中国西安市交通大学美術館にて個展 「自詠詩書作品集「千里光風」第4集出版
[2016年] 東京銀座画廊にて帰国展 豊田市美術館ギャラリーにて帰郷展
[2017年] 「後漢祈雨摩崖」出版
[2018年] 中華人民共和国駐名古屋総領事館へ刻字作品寄贈
[2019年] 第30回日中友好自詠詩書展北京展出品。中国書法家協会主席蘇子樹氏と作品交換す(自詠自書自刻)

安藤 尤京(ゆうけい)

毎日書道展審査会員
日本刻字協会理事
書縁會副理事長・事務局次長
論古社事務局長
競書「論古」主幹

≪主な経歴≫
[1984年] 愛知県豊田市に生まれる
[2000年] 安藤豐邨に師事し、書と刻字を学ぶ
[2001年] 国際高校選抜書展(書の甲子園)、秀作賞受賞
[2003年] 毎日書道展U23刻字部、奨励賞受賞(以後2回)
[2005年] 中国山東大学に留学
[2008年] 鈴木桐山に師事し、自詠漢詩の手ほどきを受ける
[2008年] 毎日書道展刻字部、毎日賞受賞
[2009年] 毎日書道展刻字部、毎日賞受賞。毎日書道展会員に推挙される
[2009年] 豊田市文化奨励賞受賞
[2009年] 森林再生記念事業「時ノ寿の森」へ看板を寄贈
[2011年] 豊田市民文化会館にて、歌手TUT1026氏と書道パフォーマンスを開催
[2013年] TOKYO書 2013年に出品
[2018年] 毎日書道展刻字部、会員賞受賞
[2022年] 毎日現代の書新春展 セントラル会場100人展出品

出版書籍

詩書集 千里光風 第四集 安藤豐邨自詠の漢詩百首による詩書集第四弾。

作品図版…75頁
書・篆刻・刻字
漢詩…60頁
自詠詩100首

定価:2,500円(税込)
宋山書像石題記二種 1978年、1980年に山東省嘉祥県宋山村で発掘された31の画像石のうち、題記のあるものが二種あり、その拓本を拡大して影印したもの。題記、骨格のしっかりした風趣ある隷書で書かれている。
製本拓影、釈文が付されている。

定価:2,500円(税込)

作品紹介

刻字について

刻字の始まり 紀元前1600年頃の甲骨文あたりに始まります。
亀の腹甲に刻されたもので占いの結果が刻されたもの。近年更に紀元前2000年頃の陶辺刻字も見つかっていますが、まだ解読には至っていません。
従って、刻字の始まりは、およそ今から4000年前にさかのぼるとも言われています。
刻字とは 文字を刻すとういう行為は、文字の起こりとほぼ同時期に行われてきたと考えられ、4000年の歴史がある訳です。
現代のような印刷技術の無かった頃、石や木や金属あるいは獣骨文字を刻して保存してきた歴史です。
古くは、美しい書跡を上手な刻し手(職人的な人)が刻していたのが大半で自分の書いた書を自分で刻すという事は見られませんでした。
そこで現代に至って現代刻字という考え方が生まれました。自分の書いた書をさらに生かすように自分で思うように刻すという表現形態で、アートとしてとらえます。それが現代刻字「自書自刻」の精神です。
普及活動 論古社では、普段のおけいこで書を基本から学びながら年に数回、刻字作品を制作し、春の論古書展で発表し、お互いの研鑚に務めています。
また初心者のために講習会を開いて普及に務めています。
日本刻字協会 全日本的な組織で、会報の発行はもとより、講演会、研修会、そして刻字作品のみによる日本刻字展という公募展を毎年、東京都美術館で開催し一般の人たちへの理解に務めています。
刻字の魅力 何といっても平板な書の世界が、半立体的な世界に変貌することです。
書の線に刀の鋭い切れ味を加えて更に魅力あるものとなります。
さらに加えて、着色する楽しさがあります。単なる白黒の世界から抜け出して、色の組み合わせの面白さは、正に絵画的要素をも秘めています。